今はまだ浅瀬でバシャバシャしてるだけ 声の仕事の底の深さよ
作者別: 津和野
まいにち短歌 #81 [2018/12/12]
ビル街を強く吹き抜く向かい風 痺れる耳に ごうと轟く
まいにち短歌 #80 [2018/12/11]
アホほどのイルミネーション付けた家 頭ん中まで点滅しとんか
まいにち短歌 #79 [2018/12/10]
なんだこれ 油断してると根っこごと持っていかれるレベルの寒さ
まいにち短歌 #78 [2018/12/09]
ちぢめても寄せ合う肩のない冬はただの孤独がいつにも増して
まいにち短歌 #77 [2018/12/08]
酔い回り 思い至った気がしても実は一連 真理ごっこよ
まいにち短歌 #76 [2018/12/07]
「摩天楼」最近聞かなくなったよね なんかバブルの響きするよね
まいにち短歌 #75 [2018/12/06]
澄みきって冷えた空気の雨上がり 何かが洗い流されて夜
まいにち短歌 #74 [2018/12/05]
枯れ枝の向こうに見える青空に飛行機雲がひとつ伸びゆく
まいにち短歌 #73 [2018/12/04]
暖かな日差しはブラフ 夜に向け装備の油断を狙う算段