犬を抱きかかえているとき 子にたかる蚊をはらう親の気持ちになる
カテゴリー: まいにち短歌
まいにち短歌 #297 [2019/07/16]
休み明け 盆が明けても梅雨明けず 引かれる後ろ髪の一房
まいにち短歌 #296 [2019/07/15]
送り火の麻幹(おがら)がパチパチ燃えるのを抱かれた犬がじっと見ている
まいにち短歌 #295 [2019/07/14]
空脳の飲みをして良かったんだよ いろんな脳が溢れて良かった
まいにち短歌 #294 [2019/07/13]
迎え火はGoogleマップの赤いピン 祖霊が無事に帰れるように
まいにち短歌 #293 [2019/07/12]
選挙ポスター掲示場に怯えてた仔犬も今や平気の平左
まいにち短歌 #292 [2019/07/11]
長雨が冷えたアスファルトの下の夏を掘り起こそうとしている
まいにち短歌 #291 [2019/07/10]
「俺はここの王だ」と藤原竜也が言ってるだけで笑顔になれる
まいにち短歌 #290 [2019/07/09]
竹に似た鉄のポールは雨ざらし 伸びぬと知っているであろうに
まいにち短歌 #289 [2019/07/08]
ガタゴトと電車に揺られ最寄駅 改札の外 秋の風吹く