雨天とて二人が逢えぬ訳もなし 叢雲の上では水入らず
カテゴリー: まいにち短歌
まいにち短歌 #287 [2019/07/06]
軒先の下に雀がやって来て 置いた生米をつついている
まいにち短歌 #286 [2019/07/05]
このまんま世界が終わっていくような夕焼けの赤 茫と眺める
まいにち短歌 #285 [2019/07/04]
膝を突き合わせて脚本の会議 良さげな案がいっぱい出たね
まいにち短歌 #284 [2019/07/03]
ストリーキング計画と飲みました 根性曲がったメガネ三人
まいにち短歌 #283 [2019/07/02]
もう七月つーのがちょっと分からない 体じゃなくて脳がパニック
まいにち短歌 #282 [2019/07/01]
筆洗をじゃぶじゃぶ攪拌したような おしなべて薄墨色の空
まいにち短歌 #281 [2019/06/30]
ぬばたまの瞳 濡れ羽根の烏が にわか咳き込む俺を見ている
まいにち短歌 #280 [2019/06/29]
紫陽花の骸 横切る黒揚羽 不快指数の隙間を縫って
まいにち短歌 #279 [2019/06/28]
遠雷に応えて鳴くか牛蛙 声は聞けども姿は見えじ